WGSN Mindsetとの協業により、Googleは障がいのある方向け音声アシスタントの新機能を見出しました。

Google アシスタント

Google アシスタントは、通話、メッセージの送信、Google検索、さらにはユーザーとの会話など、日々のタスクを実行するために同社が開発したバーチャル・パーソナル・アシスタントです。すべてのAndroidスマートフォンをはじめ、スマートスピーカーやスマートテレビなどのデバイスに搭載され、世界中で10億人以上の人々に利用されています。本調査の舞台となったブラジルでも、数百万人のユーザーが日常生活のあらゆる場面でこの機能に頼っています。

課題

Googleはラテンアメリカのデジタルトランスフォーメーション(DX)への投資を計画しており、その重要な焦点の一つが、障がいのある方々(PwD)のインクルージョン(社会的包摂)を促進することでした。彼らにより寄り添ったプロダクトへとアップデートしていくために、新たな調査の実施とパートナーシップの構築を求めていました。

ソリューション

Googleは、WGSNの専門コンサルティングチームである「WGSN Mindset」に調査の実施を打診し、「Projeto Autonomia(自律支援プロジェクト)」が始動しました。このプロジェクトは、社会、テクノロジー、消費者行動の調査・分析と、実際のユーザーを対象としたインタビューやワークショップを掛け合わせるものです。ブラジルとメキシコにおける障がい当事者のペインポイント(課題)を深く理解し、ユーザーの「自律」を促す機能は何かを特定することを目指しました。

01 現在と未来の動向への没入(イマージョン)
私たちはまず、WGSNプラットフォームの膨大なコンテンツに深く没入しました。消費者の潜在的ニーズを把握し、アクセシビリティとインクルージョンの確保に向けてテクノロジーがどのように進化しているかを徹底的に読み解きました。

03 ワークショップ&ビデオ
彼らの日常における「自律」の本当の意味を理解した上で、調査に協力してくれたユーザーと共にワークショップを開催しました。WGSN Mindsetが導き出した機会(オポチュニティ)を共有し、参加者と一緒になって優先順位を決定。Google アシスタントの新たな機能となり得るアイデアを共同で練り上げました。

02 インタビューとダイアリー(日記)調査 
ブラジルとメキシコにおいて、多様な障がい(視覚、運動、知的など)を持つ方々にインタビューを実施しました。また、彼らに日々の記録(ダイアリー)をつけてもらうことで、生活のルーティンや自立・自律する上での障壁を詳細にマッピングし、音声アシスタントが介入できる新たな余白(オポチュニティ)を特定しました。

04 成果物の納品と次のステップ
プロジェクトから得られたすべての知見を網羅した、包括的な資料を作成しました。選定された3つの主要な新機能案(その根拠と開発プランを含む)に加え、その他の有望な機能のアイデア、機会に関するインサイト、優先順位のグループ分けを提示。さらに、Google社内のどの部門がこの調査を活用して新規プロジェクトを立ち上げることができるかという、具体的なアクションの指針まで提供しました。

成果

WGSN Mindsetは、Google アシスタントを障がいのあるユーザーの日常にさらに近づけるための、クリエイティブで革新的、かつ事業との関連性が高いインサイトが詰まった完全な調査レポートをGoogleに納品しました。

本調査から、私たちは以下の成果を創出しました:
• 音声アシスタント向けの3つの全く新しい機能
• Googleのマーケティング、プロダクト、エンジニアリングの各チームが実行に移せる「その他の機会(オポチュニティ)マップ」
• 利用の障壁や使用割合に関する深いインサイト、およびGoogle アシスタントの新たな可能性と改善策の提示

Googleにとって、この調査は「アクセシビリティがいかにイノベーションの重要な原動力になるか」を明確に示すものとなりました。

Google Assistente and WGSN Mindset

「この調査結果をもとに、当社のプロダクトチームおよびエンジニアリングチームは製品をさらに改善し、障がいのある方々の日常生活により寄り添ったものへと進化させるための具体的な道筋を見出すことができます」

Maia Mau氏(Google アシスタント、Androidおよび決済部門 マーケティングディレクター)

WGSN Mindsetが、あなたの市場におけるビジネス課題の解決をどのようにサポートできるか、ぜひご確認ください。
 

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